日本昆虫資源利用学会
Japan Society for Insect Resource Utilization
(1)設立趣旨
昆虫は、食物連鎖の基盤に位置し、近年あらためて食品や飼料の一つとして注目されている。環境負荷が少なく、高い栄養価を持つことから、昆虫が有する特徴を生かすことで持続可能な社会の実現につながることが期待されている。昆虫を研究対象にする応用動物昆虫学会はじめ日本畜産学会、日本水産学会など既存学会は、学術研究の発表,情報の交換の場としてその進歩普及を図り,もって学術,文化の発展に寄与することを目的としている。本会は、昆虫を人と動物の食資源としてだけでなく、人の健康かつ快適な生活様式を生み出すために利用すること、耕種農業やバイオマスの処理に利用すること、及び工業用の原料として利用すること、そして人と昆虫との共存に向けて、学術研究のみならずその成果をもって社会実装を進めて産業界や社会に寄与することを目的とする。
これらの目的を達成するために、食品、飼料及び健康用品として利用するための昆虫の飼養衛生管理、昆虫の栄養価や有効性、安全性、環境への影響、昆虫の飼育残さの堆肥としての価値、及び食品廃棄物や家畜排せつ物、下水汚泥等の処理性能又は燃料としての利用性等を科学的に評価検証し、持続可能な資源としての多面的探求を深めるとともにその利用を普及させるために人と昆虫とのかかわりの歴史などに関わる学術研究も充実させて、関連学会や団体などと連携を保ちながら多岐にわたる活動を展開する。
本会は、昆虫をキーワードに既存学会のニッチ領域を統合的にカバーするこれまでにない学問領域であり、協会のようなイメージで共創の場として産学官の会員が連帯感を強く持つことで社会からの信頼獲得に必要な安全性検証等の基盤研究は勿論のこと、昆虫利用に関する共同研究から社会実装までを研究対象とし、並びにこれらを担う人材育成にも力を入れる。
(2)活動内容
本会は、昆虫の産業利用の普及と啓蒙をはかるために学術大会(研究発表会、セミナーやシンポジウム開講、優秀研究発表の表彰)の開催、昆虫利用の啓蒙活動、教育機関や企業と連携した昆虫の魅力を広めるためのイベントやワークショップの開催や学会誌発刊を視野に入れてニューズレターの刊行など多面的活動をおこなう。
(3)会員
昆虫を産業利用することに興味のある者や団体などは入会申込ができる。
(4)会費
正 会 員 年額 5,000円
学生会員 年額 2,000円(高校生以下は徴収しない)
法人会員 年額 20,000円
賛助会員 年額 一口50,000円(一口以上)